登録販売者の合格に必要な勉強時間の目安とタイプ別攻略法!

これから登録販売者の試験を目指すにあたって、
試験の難易度勉強時間って気になりますよね。

  • どのくらいの期間勉強すれば受かるの?
  • 合格した人は1日どのくらい勉強したの?

そんな悩みに答えるために記事を作成しました。

こちらの記事を読むとわかること。

  • 合格に必要な勉強時間の目安
  • 大まかなスケジュール感

この記事を書いている人

けんぼう
けんぼう

「けんぼう」と言います。

現役の登録販売者として11年、
多数の社員・パートさんの合格をアシストして来ました。

資格制度が出来る以前からドラッグストアで勤務し、
30年前から薬業界で働いています。

ヘルスケアアドバイザー・栄養情報担当者(NR)・衛生管理者Ⅰ種
メンタルケア心理士などの資格も保有しています。

はじめに気になる合格に必要な学習時間についてご説明します。

目次

そもそも学習期間ではなく勉強時間を目安にする

2022年年間カレンダー

登録販売者の試験は「暗記」が中心になります。

最初は丸暗記に近い状態からはじめますので、
個人差がすごく出るのが特徴です。

ですから学習期間ではなく、合計の勉強時間から
1日の勉強時間から逆算して開始日を決めましょう。

では勉強時間の目安はどのくらいでしょうか?

「400時間」を確保するのが勉強時間の目安

登録販売者の合格に必要な勉強時間を調査したところ、
通信教育各社では「400時間」に設定しています。

(けんぼうは経験者だったのでもっと短かった)

この400時間をどうスケジューリングするかは後ほどお伝えします。

また登録販売者とよく比較される資格に「医療事務」があります。


医療事務には複数の種類がありますが、一番難易度が低いとされる
「医療事務認定実務者」で200時間が目安です。

医療事務の最難関である「診療報酬請求事務能力認定試験」の場合は、
360時間〜600時間必要とされています。

資格登録販売者医療事務認定実務者診療報酬請求事務能力検定試験
1日あたり120分60分60分〜90分
勉強時間400時間200時間360時間〜540時間
目安の期間4ヶ月4ヶ月9ヶ月
休日の勉強時間数の設定で
合格までに必要な期間を短縮することが出来ます

登録販売者は販売業なので、土日仕事が入ります。


販売職に向いている方は登録販売者を、
事務職が向いている方は医療事務をとるといいでしょう。

次は勉強の期間によってタイプ別に解説していきます。

勉強期間から3つのタイプに分かれる

ざっくりですが3つタイプに分かれます。
ポイントは1日どのくらい勉強出来るかです。

  1. 超短期(2ヶ月)
  2. 標準(3〜4ヶ月)
  3. 中長期(6ヶ月〜1年)

仮に1日1時間、週に1回4時間勉強したとすると、
400時間まで9ヶ月以上かかります。

登録販売者の試験は暗記が中心なので、
朝晩2回の勉強時間をとることをおすすめします。

朝 60分  寝る前30分(朝の復習)
または
朝 30分(前日の復習) 寝る前60分

大事なことは1回で覚えようとせず、繰り返すことです。

ではそれぞれのタイプに合う方を考えてみます。

タイプ別攻略法


それぞれのタイプに合うのはこんな方です。

中長期(6か月~1年)での取り組みがおすすめの方

中長期での勉強がおすすめのタイプ
  • お子さんに時間をとられるママさん
  • クスリ業界の未経験者
  • 暗記が苦手だなーという方

上のタイプに入る方の攻略法としては
通信講座を使って手順よく勉強した方がいいです。

長丁場になるので、レポートの提出とかある程度
強制力のある仕組みが必要です。

標準(3カ月~4か月)の学習期間がおすすめのタイプ

標準期間での勉強がオススメのタイプ
  • ドラッグストア等の在職者
  • 社会人で休日に自分の時間がとれる方
  • 薬学部以外の一般学生さん

標準の勉強期間の場合は、
休日にまとまった時間を確保して下さい。

平日に2時間、休日に5~6時間とるイメージです。
どうです?結構時間取られますね。

ここまで読んで頂いた方で「オススメの通信講座を
早く教えてくれ」という方はこちらの記事をどうぞ。

では超短期(2か月)での取得に向いている方

超短期はオススメはしませんが、
例外としてこんな方に向いています。


超短期での取得に向いている人
  • 薬学部の学生さんの腕試し
  • 暗記が超得意な人

最近は薬学部の学生さんが、薬剤師になる前に
登録販売者の資格をとる方がいます。

このメリットとしては、バイト先で医薬品販売が出来るので
カウンセリングの経験ができることです。

あとは暗記が得意な人はテキストだけ買って、
独学で受験し合格も出来ます。

1か月半でテキスト読み込んで、
直前2週間を過去問をやれば間に合います。

お金のない学生さんなら、メルカリで中古のテキストを買って
無料の過去問をダウンロードして勉強すると数千円で済みます。
(試験代と合格後の従事者登録は別途かかります)

参考までに東京都の過去問がダウンロードできる
リンクを貼っておきます。

東京都福祉保健局 令和2年度登録販売者試験について

ではここから先はもう少し深ぼりして
試験対策を考えてみましょう。

本試験までの勉強スケジュール

登録販売者の試験は、各都道府県(各ブロック)単位で行われます。

例年8月〜12月までと地域によって異なります。
ご自分のお住まいの地域の試験日程を確認しておいて下さい。

ポイントは本試験の3週間前には、
テキストでの学習は終わらせることです。

直前の3週間は過去問をひたすら解いて、
強引に丸暗記しましょう。

2021年の東京都の場合だと、本試験が9月23日でした。

ですから8月末までに学習を終わらせるためには、
最低でも4月から勉強を開始するべきです。

半年かけてじっくりやりたい方なら、
2月中に勉強を開始しなくては間に合いません。

次は登録販売者試験の具体的な内容について
ご説明をいたします。

登録販売者の試験範囲と内容

登録販売者制度は、一般用医薬品を副作用のリスクに応じて分類し、
「特にリスクの高いものを除き」薬剤師でなくても医薬品の販売が出来る制度です。

医薬品のリスク分類リスクが特に高い
第1類医薬品
リスクが比較的高い
第2類医薬品
リスクが比較的低い
第3類医薬品
対応する専門家薬剤師薬剤師
登録販売者
薬剤師
登録販売者
このリスクとは一般用医薬品の副作用の程度などに応じて分類されています。
また区分は安全性が確認されると変更になることがあります。

試験範囲と内容

登録販売者の試験は真偽(〇×)式や、
多肢選択式(4択が多い)で行われます。

試験項目、出題数、試験時間はこんな感じです。

試験項目出題数配分時間
医薬品に共通する特性と
基本的な知識
2040分
人体の働きと医薬品2040分
主な医薬品とその作用4080分
薬事関連法規・制度2040分
医薬品の適正使用・安全対策2040分
合計120240分
登録販売者試験の試験範囲と出題数

試験は休憩をはさんで前半・後半で実施されます。

午前(120分)・午後(120分)の4時間で、
マークシート方式で実施されます。

合格の基準は7割程度の正答の場合で、
各項目ごとに都道府県の定める基準をクリアする必要があります。

全体の基準を満たしていても、
どこか極端に悪い試験項目があると不合格になります。

章別の学習範囲と攻略法

では章別の内容についてご説明します。
章別の難易度については、けんぼうの独断と偏見です。

初学者の方が感じる程度にあわせています。

試験全体の合格率については公表されているので
近年の分はご紹介しておきます。

平成28年平成29年平成30年令和元年令和2年
受験者数(人)53,36961,12665,50065,28852,959
合格者数(人)23,30026,60627,02228,32821,953
合格率(%)43.7%43.5%41.3%43.4%41.5%
登録販売者試験実施状況(全国合計)

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識

ここでは医薬品の本質や効き目・安全性に影響を与える要因に
ついて問われます。

  1. 医薬品概論
  2. 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
  3. 適切な医薬品選択と受診勧奨
  4. 薬害の歴史

難易度★☆☆☆☆

大部分は一度通読すれば理解できる常識問題が多いので
得点源になるところです。

最初に「なんだ簡単、余裕かも・・・」と油断する人が
多いので後半難しくなるということを知っておいて下さい。

薬害(医薬品の副作用の歴史)についてだけは、
丸暗記するしかありません。

薬害は確実に試験に出ます。

第2章 人体の働きと医薬品

第2章ではからだの構造とはたらき、
くすりの効く仕組みを覚えます。

  1. 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官
  2. 目・鼻・耳など感覚器官
  3. 皮膚、骨・関節・筋肉など運動器官
  4. 脳や神経系の働き
  5. クスリが働くしくみ
  6. 全身的に現れる副作用
  7. 精神神経系に現れる副作用
  8. 体の局所に現れる副作用

難易度★★☆☆☆

文字だけ読んでも覚えにくいので、
図解を見たり、自分で図を描いたりするといいです。

けんぼうさんのお勉強ノート

こんな感じで自分の手を動かすと覚えられます。

第2章までは問題なく進む人が多いでしょう。

次はいよいよメインの医薬品に入ります。

第3章 主な医薬品とその作用

第3章では一般用医薬品に使われる有効成分の
基本的な効能効果や特徴、飲みあわせ副作用について勉強します。

  1. 精神神経に作用するクスリ
  2. 呼吸器官に作用するクスリ
  3. 胃腸薬
  4. 心臓や血管に作用するクスリ
  5. 泌尿器用薬
  6. 婦人薬
  7. 点鼻薬
  8. 眼科用薬
  9. 皮膚薬
  10. 歯や口中に用いるクスリ
  11. 禁煙補助剤
  12. 滋養強壮保健薬
  13. 漢方製剤・生薬
  14. 公衆衛生用薬(消毒薬や殺虫剤など)
  15. 一般用検査薬(尿糖・尿タンパク、妊娠検査薬)

難易度★★★★☆

もっともボリュームが大きく出題数も40問もあります。

初心者にはカタカナの成分を覚えるのに苦労するところです。

例えばこんな感じ

抗ヒスタミン成分の副作用注意点

ジフェンヒドラミン塩酸塩ジフェンヒドラミンサリチル酸塩など
ジフェンヒドラミンを含む成分は、乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、
授乳中は使用をさけるか、使用する際には授乳をさける。

初めて見る方は「どこで区切って読むんだっ!」てなりますよね。
しかも医薬品のリスクを見ると、「自分に出来かな・・・?」と
不安になる方も多いはず。

ですからこの第3章をしっかりやるためのペース配分が重要です。

400時間の半分をここにあてましょう。
合格してからも実務で使うのは3章の知識です。

漢方や生薬の知識も多く問われます。

第4章 薬事関係法規・制度

第4章は一般医薬品の販売に関する法令や制度を勉強します。

正直いってあまり楽しくはない勉強になります。

  1. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の目的など
  2. 医薬品の分類・取り扱いなど
  3. 医薬品の販売業の許可
  4. 医薬品販売に関する法令遵守

難易度★★★☆☆

テキストを読んでもピンとこないので、
ざっと一読したら過去問で解答練習するのが一番です。

勉強は比較的後半にもってきて、
頭に強引に詰め込む感じがいいでしょう。

所属している企業がきちんと守っているので、
会社のマニュアルを遵守していれば実務上は困りません。

第5章 医薬品の適正使用・安全対策

いよいよ最終章です。
5章では医薬品の添付文書や製品表示の記載内容を理解して、
購入者への情報提供や相談に応えられるようにします。

副作用の報告制度や、副作用被害救済制度に関する知識を学びます。

  1. 医薬品の適正使用情報
  2. 医薬品の安全対策
  3. 医薬品の副作用等による健康被害の救済
  4. 一般用医薬品に関する主な安全対策

難易度★★★☆☆

勉強のダンドリは4章と同じで、
テキストを通読後は問題を解いて覚えます。

よく出る問題が決まっている章なので、
過去問で覚えるのが効率がいいです。

試験直前はひたすら過去問を解く

今までお伝えしたことをまとめると
上の図のようになります。

他の試験対策と同様に直前は過去問を中心に、
問題に慣れる時間が必要です。

登録販売者の試験範囲はとても広く、
ノートを取りながらでは時間が足りません。

7割くらい理解できたら先へ進みましょう。

それを3回繰り返すと最初はわからなかったことも、
理解できるようになります。

短期集中で合格してもすぐ忘れるからダメ

登録販売者の仕事は一般医薬品の販売です。

商品ではなく知識を売るのが仕事です。

短期集中をオススメしない理由

短期記憶では忘れてしまうから

覚えた知識は最初に脳の短期記憶に保管されます。

短期記憶は容量が少ないので、どんどん上書きされて
最初に覚えたことは忘れてしまいます。

短期記憶を長期記憶へ移すには、アウトプットが必要です。

アウトプットの作業とは問題を解くことです。

それも繰り返し行う必要があります。

まとめ

登録販売者の試験に必要な勉強時間から、
スケジュールの立て方についてご説明をしてきました。

少しはイメージがつかめたでしょうか。

登録販売者の試験内容は文系の方でも、
時間のないママさんでもこの手順の通りにやれば合格出来ます。

こちらの記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

ぜひ合格を目指して最初の1歩を踏み出しましょう。


さっそく通信講座の資料を請求しようと思った方のために下にリンクを貼っておきます。

やる気になっている時に始めましょう。

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