こんな悩みはありませんか?
「登録販売者の資格に興味があるけど、独学でも合格できる?」
「お金がないのでテキストだけ買って勉強したい」
「自分のペースで独学で勉強したい」
この記事では、あなたのそんな悩みを解決する「独学におススメのテキスト」をご紹介します。

現役の登録販売者である私「けんぼう」が、1冊づつ手にとり中身を確認して選びました。
市場での売筋ランキングではありません。
合格に近づくための、「テキスト選び」をお手伝いする記事です。
この記事でわかること
- テキストを選ぶときの3つのポイント
- 合格前に買ってはいけない専門書
登録販売者は独学でも合格出来ます


「まず独学で合格できるの?」という疑問にお答えします。
結論から言うと、「十分可能です」。実際に私も独学で合格をしています。
また2021年に新規採用したパートさんの場合
- 50代主婦
- 自分で本屋さんでテキストを購入
- 全くの異業種から4か月の勉強で試験に合格
独学の場合の最大の課題は、自己管理です。
通信講座のように課題の提出がないので、自分でしっかり計画を立て進めます。
それさえ出来れば、独学で合格することは十分可能です。
たった数か月の努力ですから、なんとかなります。
ではテキストをご紹介する前に、選び方について少し解説をしましょう。
決め手は何?テキストを選ぶ際の3つのポイント
ではテキストを選ぶ際のポイントについてご説明します。
最近はテキストの種類も増えて、どれを選んでいいか迷いますよね。
自分にあったものをと言われても、「わからん・・」というのが本音でしょう。
ポイントは3つあります。
- 年度は新しいものを選ぶ
- 図解が多いものを選ぶ
- 書き込みできる大判を選ぶ
それぞれもう少し深掘りして解説していきますね。
年度は新しいものを選ぼう
テキストは新品でなくても問題はないのです。
ですが中古本を買うなら年度は新しいものを選びましょう。
例えば2022年に受けるのであれば、前年度のテキストなら十分です。
しかし、数年前のものは安くてもやめておきましょう。
なぜかと言うと、不定期ですが試験問題は厚生労働省が出す「試験問題作成に関する手引き」にそって、各都道府県(地域)によって作成されます。
この手引書が改定されると問題が変わることがあります。
実際にこれまでも、数回の改定がありそのたびに試験の傾向が変わっています。
なんとこの記事を執筆中に、2022年度の手引書の改正が発表されました。
改正内容を反映したテキストは、4月中旬以降に発売されます。
図解が多いと覚えやすい
勉強を始めるとわかるのですが、聞きなれない専門用語がたくさん出てきます。
特に人体の構造などは、図を見ないとイメージがわきません。
だって見たことないですからね。
活字だけの本よりマンガの方が読みやすいのと一緒です。
重くても書き込みできる大判がいい
登録販売者の試験はとても広範囲です。
ですからきれいなノートを作っている時間はありません。
その代わり、テキストの余白に書き込みをしていくのが効率の良い勉強法です。
ではなかなか合格しない人のテキストを見せてもらうと、
一方で合格した方のテキスト
このように多少重くてもメインテキストは、大判で余白に書き込みがしやすいものにしましょう。
テキスト選びが合格への近道!現役から見たおススメの1冊。


前置きが長くなりましたが、ここから具体的にオススメのテキストをご紹介していきます。
テキストを選ぶといっても、小さな本屋さんではあまり種類がありません。
ですから現役の登録販売者として勤務している私が、
電車賃をかけて大型の書店へ行き、一冊づつ中身を確認してきました。
実はおススメしたいテキストは自分でも購入してます。
自分の復習にも役にたっているところです。
メインテキストは1冊でOK。読みやすいと感じたものを選ぼう。
1冊で済ませたい。
あまりお金をかけたくない。
そんな方は、中央法規【完全攻略】登録販売者試験合格テキストを使いましょう。
私も知識をアップデートするために、2021年版を実際に購入しています。
おススメする7つのポイントは
- ナビゲートバー:ページ上部にどの章のどこにいるかがわかる。
- プロローグ:各単元のプロローグを読むとこれから何を学習するかがわかる。
- チェックボックス:2個づつあるので、何回読んだかわかる。
- キーワード:重要語句は色付きで表示
- ワンポイントアドバイス:試験対策以外にも資格者として気をつけたいこと。
- 一問一答:各単元で学んだことをすぐ復習。
- 過去問:実際の過去問を収録


第二章人体の働きと医薬品
第三章主な医薬品とその作用
第四章薬事関係法規・制度
第五章医薬品の適正使用・安全対策
巻末には重要語句・成分名の五十音検索付き
485ページもありますが、過去問も120問ついて試験範囲が網羅されてます。
1冊3200円とまあまあしますが、独学なら割安です。
欠点は大きくて重いことです。
自宅学習用といった感じですね。でもこのくらいは必要ですよ。
手引き書の改正などは「中央法規」のホームページで補正情報を確認しましょう。
以下にリンクを貼っておきます。
通勤中も時間を無駄にしたくない方は、サブテキストも買いましょう!。
通勤中も勉強するならサブテキストもあった方がいい。
さすがに7日で受かる人はいませんが、コンパクトなテキストです。
メインにはなりませんが、要点をまとめてあるので通勤中や試験直前の最終確認用です。
要点が絞ってあるので、勉強時間があまりとれない方は手元においておきましょう。
次は資格といえばユーキャンですね。
「速習テキスト&重要過去問題集」が手ごろです。
オールカラーで要点をまとめてある、ユーキャンのテキストです。
要点をまとめてあるので、メインというよりサブテキストに適しています。
価格も税込み1,980円とメインテキストより割安です。
これ一冊で受かった猛者も居ますが、少数派であることをお伝えしておきます。
過去問は無料でダウンロードが可能だが・・・
実は過去問は買わなくても、無料で各都道府県のホームページからダウンロードできます。
ただ実際勉強するのに、プリントするのも面倒ですし他県の問題も知りたい方は過去問集を買いましょう。
過去問はどこのものでも一緒ですが、薬事日報社のもの一択でいいでしょう。
全国の問題が網羅されていて、紙面構成も実際の問題に近いのでイメトレにもなります。
それから本屋さんにはいろんな医薬品に関する書籍があります。
なかには試験前に読まない方がいい専門書があります。
これは注意点としてご紹介しておきます。
ただし試験前という意味なので、合格後には必要になります。
決して悪い本という意味ではありません。誤解しないで読み進めて下さい。
試験対策に買ってはいけないテキスト(合格後に必要になる)


世の中にOTC医薬品関連の本はたくさんあります。
中には一般的に言われていることに、疑問を投げかける「トガッた意見の本」もあります。
知見を広めるには役立ちます。しかし試験前にはそうした本は避けましょう。
代表的にはこんなのがあります。
タイトルだけで読みたくなりますね。
実際私はオーディオブックで購入して耳読してます。
興味はそそられますが、合格するまでは手をつけないようにしましょう。
では他にはどんな物があるでしょうか。
試験の解答とは異なる見解の本
現場の登録販売者に人気の、「OTC医薬品の比較と使い分け」という書籍があります。
実践的で便利な本ですが、試験対策には不向きです。
どうしてかというと、試験の内容とは異なる専門的な知見がたくさんつまっているから。
ですから中級者以上の方が読むテキストなので、試験前に読むのはやめましょう。
実務では自分でも使っている良書です。
ですが初心者や試験勉強中は見ないようにしましょう。
漢方の専門書は合格してからにしよう
漢方や生薬に凝りだすとキリがありません。
試験に出る漢方と生薬は一定の範囲なので、試験中はテキストの範囲内に集中しましょう。
過去問に出る範囲だけ徹底的にやるのがポイントです。
漢方の専門書は、合格してから買いましょう。
初心者におすすめの、漢方の専門書をご紹介だけしておきます。
ちょっと大きいので持ち運びには向きませんが、症状から逆引きできるので便利です。
最初の1冊にオススメします。
よくあるQ&A
- 受験資格は何かありますか?
-
受験資格は撤廃され、どなたでも受験できます。
- 計算が苦手なんですが、数学的な知識は必要ですか?
-
試験に計算問題や化学式は出ません。通常の読書ができるレベルで十分です。
- どのくらい勉強したら合格しますか?
-
「人による」が正解ですが、一般的に400時間が目安と言われています
- 更新には手続きが必要ですか?
-
更新に手続きはありません。ただし年間12時間の外部研修を受ける必要があります。
まとめ
今回は登録販売者の試験勉強を独学でやりたい方におススメのテキストご紹介しました。
3か月~6か月の期間は、自分で計画を立て強い意志で学習することが前提です。
しっかり準備すれば、どなたでも一発合格は可能です。
初挑戦の方もリベンジの方も次回は合格できることを願っています。
こちらの記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
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