最短で身につく登録販売者の仕事内容|ドラッグストアの中の人が教えます。

こちらの記事では、あなたのこんなお悩みに答えます。

登録販売者の資格はとったけど、
「実務が未経験なので仕事内容が知りたい」

「ドラッグストアってどんな仕事するの?」

こちらの記事を読むと、事前にドラッグストアでの仕事内容が予習できます。

ですから仕事内容のイメージが出来るので、最短でドラッグストアの業務を身につけられます。

この記事を書いている人

けんぼう

「けんぼう」現役のドラッグストアの店長(登録販売者)
ドラッグストア歴24年目に突入。

目次

ドラッグストアは「店舗形態の違い」でやることが変わる

実はドラッグストアとひと口に言っても、店舗の形態によってかなり業務内容は変わります。

まずは立地によって大きく2つに分かれます。

  1. 駅前繁華街型・SC(ショッピングセンター)内店舗。(食品が無いor非常に少ない非食品型)。
  2. 郊外型店舗(生活ストア型)。(あなたのお家の近くにある、食品の扱いがある店)

立地以外の要素では、調剤薬局が併設しているかどうかでタイプが分かれます。

調剤があると薬剤師さんが100%います

だけど一般薬だけの店舗の場合だと、登録販売者だけで運営しているお店が最近増えています。


登録販売者で運営する理由は、薬剤師さんの確保が単純に大変だから。

また登録販売者の方がコストが安く抑えられるという会社の都合もあります。

立地によって変わる営業時間、営業時間は勤務シフトに影響する

また店舗の立地によって営業時間が変わります。

駅前などは通勤客に合わせるために営業時間が長くなります。

ショッピングセンター内だと、商業施設の営業時間あわせることになる。

ロードサイド店や郊外型だと、9時か10時に開店し、22時~24時あたりで閉店する店が多いですね。この辺は企業の方針によってだいぶ温度差があります。

この営業時間は各企業の標準の営業時間を調べておく必要があります。

ただし閉店時間が遅いのは、デメリットだけではありません。

22時以降は深夜割増の賃金がもらえる。結構大事な収入源です。

駅前繁華街型・SC内店舗(非食品店舗)

非食品型のドラッグストアは、通常の品出し業務、レジ打ち・接客が主な仕事内容になります。駅前型だと化粧品の構成比が高くなります。

食品がないと期限チェックとかの作業が少なくなります。

しかし客数が多く店は忙しい。一概に楽とは言えません。

店も狭いので自分の居場所に困ったりします。

郊外型(日配含む食品強化型)

ドラッグストアなのに、日配(牛乳や豆腐・納豆など)やパン、米・加工食品・飲料・酒・菓子とフルラインで展開しているお店があります。

自分の家の近くにあるドラッグストアで、居住区に生活ストアとして存在している店です。

食品の構成が高いので品出し作業が多くなります。
それに先入れ先出し(期限の古い方を手前に)の作業がたくさんあって、ちょっとめんどくさいです。

けんぼう

私の場合は飲料の品出しは、筋トレだと思ってやっています。

調剤併設型ドラッグストア

調剤薬局が併設してあるドラッグストアは調剤併設型と言います。

調剤があると薬剤師さんが100%いますが、調剤が忙しいとカンタンに聞きにいけない場合も。

新人登録販売者にとっては、同じ敷地内に薬剤師さんがいるという安心感があります。

ただしあくまでもオペレーションは別になっているので、
同じ敷地に店舗と薬局が併設しているというのが正しい認識です。

けっして大きな薬局ではありません。

ドラッグストアのお給料事情

ドラッグストアのお給料は、登録販売者の場合でも正直あまり高いとは言えません。

特に新人の場合、役職もつかないと尚更です。

まずは社員登用⇒管理者要件⇒店長を目指す。

給与の等級もあがり、手当も役職に応じてつきます。

管理者要件とは、店長とか役職のことではなく、登録販売者としての管理者要件のことを指します。

このあたりの各社の給与に関しては、別の記事で詳しく調べましたので、関連記事をご参照下さい。

ドラッグストアの1日の流れ(食品あり店舗)

ドラッグストアの1日の流れカンタンに表にしてみました。
登録販売者というよりは、店舗の社員数によってやることが変わります。

資格者でもふつうに雑貨・食品の品出しはするので、その前提で見て下さい。

時間早番の人遅番の人
8:00早番出社
8:00~8:30日配・パンは開店前に品出し
8:30~8:45開店準備 店頭の準備やレジ周りの備品を準備
8:45~9:00朝礼
9:00~開店
9:00~12:00品出しやレジを交代で実施
12:00~13:00休憩
13:00~14:00発注や事務作業など
14:00遅番に午前中の出来事を伝達遅番出社
14:00~17:00レジや接客・補充や売場づくりなどレジや接客・補充や売場づくりなど
17:00早番退社
18:00~19:00休憩
19:00~22:005S・期限チェック・品出し・レジなど
22:00~23:00清算・閉店業務やって退社
営業時間によってシフトは変わります。

また登録販売者の管理者になると、最後に1行くらいで記入する業務日誌を書きます。

その日実施したことをカンタンに書いて記録を残します。

これは登録販売者のみの仕事です。

また日配とかパンは期限の短いものは2日くらいで切れます。

おにぎりとかは1日しか持ちません。

だから他の商品より真っ先に出さないと、先日に期限切れで撤去したスペースが埋まらない。

だから遅くなるほど機会ロスが発生するので、役割に関係なく朝作業の最優先の作業になります。

開店準備・閉店準備

開店準備や閉店準備は店によって作業量がだいぶ変わります。

店頭に商品出してる店と、店内だけで展開している店とは開店準備がまるで違うからです。
(店頭全開の店舗だと準備だけで30分くらいかかる店も)

またレジの精算を1日のうちにどこかでやるのですが、企業によってシステムが異なります。

レジも自動釣銭機だと精算がかなり楽ですが、店員がおつりを取り出すレジだと開店準備や清算作業に時間を取られますね。

自動釣銭機のレジだと清算も30分もあれば十分ですが、通常のレジだと45分以上はかかるでしょう。

レジで精算で誤差がでると、調べるのに更に時間がかかることも。

品出し・レジ作業

日配とパンがある店は、一番最初にやるとお伝え下通りです。
問題は誰がやるかということです。

大抵は日配やパンは「パートさんの業務」になっていることも多いです。

牛乳は両手でいっぺんに4本持てと言われてますが、私もできません。(スーパーの人じゃない・・・)

日配以外の品出しに関しては、みんなでやりますが時間帯は企業のシステムによって異なります。

開店前の早朝に集中してやる店と、夜間納品で客数の少ない夜間に出す店とあります。

営業時間を使ってふつうにやるところも多いです。

レジは、登録販売者でも一般従事者と頻度はあまり変わらない。

これは店舗の「労働時間の予算」がどこも厳しいので、資格者だからといってフリーに出来ないから。

この資格とったのにレジばかりという不満をよく聞きます。

仕事と責任が増えた分、損した気分になるようです。
(実際には時給も上がってますが)

発注作業

発注作業は売れた商品を注文する作業のことです。

最近はAIによる自動発注の企業が増えていますが、
人が発注してるチェーンもまだ多いです。

売場の担当をもつと、売れた商品に対して発注端末を使って注文数を入力していきます。

範囲にもよりますが、時間的には30分~60分くらいですね。

5S作業

5S作業とは(清潔・整頓・整理・清掃・しつけ)の頭文字をとって5Sといいます。

ドラッグストアの作業は、品出し・レジ・清掃の繰り返しです。

たまに整理(いらないものを捨てる)が入ってきます。
ただ捨てるには業務を熟知していないと出来ません。

整頓は定位置管理のことなので、管理職になるまでは指示通りやるだけです。

しつけは「規則を守ること」なので、特に作業は発生しませんね。

在庫管理

在庫管理ですることは5つです

  1. 先入れ先出し
  2. 期限チェック
  3. 返品
  4. 値引き
  5. 廃棄

医薬品はメーカーのリベートが大きいので、本社で一括して買付した商品の導入が多いです。
一括買い付けすることによってリベートをもらい、それが安売りの原資になります。

現場としては「在庫があるのにまた来たよ」、みたいな話はどこのチェーンでも聞きます。

使用期限をチェックし、定番だけでなく山積みの期限もチェック。
無理に全部ださないで、期限の古いものから売り場に積むなど「鮮度管理」を実施します。

これを「先出し先入れ」と言います。

また医薬品には使用期限が、健康食品や食品には賞味期限があるので期限チェックが大事な仕事です。

医薬品や健康食品の期限切れは、返品できることが多く撤去したあとは、返品作業があります。

具体的には返品伝票を発行したり、箱につめたりする作業になります。
細かいところは、会社によってやり方が全部ちがいます。

返品できない商品は、「値引き処理」や「廃棄処理」などの作業も発生します。

担当社員が仕分けだけして、実作業はバイトにお願いすることもあります。

また発注に関しては、AIによる自動発注の企業も増えてきましたが、担当者が手入力で発注している企業もまだあります。発注は結構時間を取られる作業の代表です。

ドラッグストアの課題

生産性という高い壁

現在のドラッグストアの課題は、生産性をどう高めるかでしょう。
具体的には、「一人あたりの売上や利益」を高めるということです。

専門性を追求すると過剰な人件費となります。
逆に人を減らしすぎるとサービスレベルが維持できない。

それぞれ割り切っている企業もあれば、どっちつかずになっている企業もあります。

どれが正しいというのはないので、自分の考え方に近い企業をしっかり見定めることが大事です。

会社のホームページなどから読み取ったり、面接のときに経営方針など遠慮せずに確認をしましょう。

よくあるQ&A

登録販売者になったら社員登用されますか?

今ドラッグストアに一般従事者としている方が同じ企業で社員登用は意外と通らないことが多いです。それは同じ人で給料だけ上がるように映るからかも知れません。

思い切って転職先を探した方がうまくいく場合があります。

ドラッグストア以外でも登録販売者の資格は活かせますか?

まず登録販売者として経験が豊富である必要があります。

ドラッグストアの場合は先輩の資格者が多くいます。まだ経験が不十分と自分で感じているのであれば、まずはドラッグストアで経験を積むべきです。他の職場に移るには自分が教えられるくらいになってからにしましょう。

これから資格の取得を考えている方へ

まだ登録販売者の資格をお持ちでなくて、これから取得しようと考えている場合。

試験勉強のやり方としては、

  1. 通信講座を受講する
  2. 独学で頑張る

この2つの方法があります。

どちらの場合も関連記事にて詳しくご紹介をしていますので、
興味のある方は合わせてお読み下さい。

通信講座を希望する場合

通信講座の良いところは、お金を払った強制力が働くことです。

だって損したくないじゃないですか。

せっかく受講料も払ったし、しっかり勉強しよう。
とりあえず合格まで頑張ろうという、損失回避の法則が働きます。

そんな通信講座のオススメをひとつ選びました。

医療系の資格に強い「三幸医療カレッジ」です。

値段が安く、合格率が高いのでほぼ一択ですね。

登録販売者の合格率は40%台前半ですが、三幸医療カレッジの受講者は8割が合格してます。

全国平均の2倍ですから、イチ押しの講座になります。

独学で合格を目指したい方に

勉強は自分のペースですすめたい。

手元にお金がなければ、無い袖は振れません。

そんな方のために、独学におススメのテキストをご紹介します。

比較的自分の時間に余裕があって、通信講座の強制力が不要であれば独学でも合格は十分可能です。

まとめ

今回は登録販売者のドラッグストアでの仕事内容についてご紹介しました。

あくまで一般的な流れでご説明しています。企業や店によっても細部は異なります。

ただ大前提として知っておいて頂きたいのは、登録販売者は店員さんの要素が強いです。

医療従事者になる!みたいな崇高な志を持つと、「ちょっと違った」と感じる人が多いです。

あくまでもサービス業で、一般医薬品に関して情報提供や用法・用量の説明をする。

そのぐらいの心づもりで、ちょうど良いと思います。

こちらの記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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