50歳未経験から登録販売者になれますか?に答えます。

「50歳ですけど今から登録販売者になれますか?」
「50歳未経験でも登録販売者としてやっていけますか?」

こんなご質問をよく見かけます。

長いこと勉強から遠ざかっていると、心配になる気持ちもよくわかります。

結論から言いますが、50代で登録販売者になる方はたくさんいますし遅くありません。

とはいえ苦労して合格したとして、求人のニーズがあるか気になるところでしょう。

これにはいくつかの条件があるので、この記事では採用の裏話などついてご説明していきます。

この記事を書いた人

けんぼう

現役のドラッグストア店長。元人材派遣屋。
休日を利用して個人ブログを運営。
2022年で50歳。
登録販売者 衛生管理者1種
49歳の時にメンタルケア心理士という資格を取得。

目次

登録販売者になるには?

最初に登録販売者制度についてカンタンにご説明します。
ご存じの方は飛ばして進んで下さい。

まず一般用医薬品(大衆薬)は副作用の程度に応じて、3つに区分されています。

リスク分類リスクが特に高い
第一類医薬品
リスクが比較的高い
第二類医薬品
リスクが比較的低い
第三類医薬品
対応する専門家薬剤師薬剤師・登録販売者薬剤師・登録販売者
代表薬ロキソニン・リアップイブA錠マキロンs
厳密には第二類の中に指定第二類医薬品という分類もあります。

このリスクが特に高い第一類医薬品を除いた、一般医薬品を販売できる資格が登録販売者です。

登録販売者になるには、年に1回・各都道府県で実施される試験に合格しなければなりません。

合格率としては、全国平均で40%ぐらいです。

試験に受験資格はありません。

学歴も年齢も実務経験も不要なのです。

試験内容まで説明すると長くなってしまうので、内容を知りたい方はこちらからどうぞ。

50歳から登録販売者に合格する人は多い

年齢に関しての心配は、私も同年代なので気持ちはわかります。

でもどうですかね?実際50歳になってみるとあまり気持ちは変わってませんよね?

登録販売者に関して言うと、50代未経験で資格を取る方が増えています。

正確なデータはありませんが、店舗で採用広告などを出したときに以前よりも資格者の応募は現実的に増えています。

けんぼう

Twitterちょっと調べただけで50代で資格とった情報が
たくさん見つかりました。

実際に2021年に私のお店で採用した方は、52歳の主婦の方です。

しかも本屋さんでテキストを1冊だけ購入して独学で合格されてます。

ただし注意点としては、資格を取る人が増えたということは就活の競争率も上がっているということです。

ですからこれから資格をとる方は、そのあたりの労働市場にも頭に入れておく必要があります。

小売業の経験は結構重視される

登録販売者はドラッグストアやスーパーなどの医薬品売場で仕事をします。

ですから単に情報提供をすればいいのではなく、販売をしていく必要があります。

実感としては、「販売員がクスリも売れるようになる」の方がしっくりきます。

そのため小売業の経験の有無は結構重要な要素です。

小売業の経験が優遇される2つの理由

  1. 販売員としての基本動作を知っている(教育が楽
  2. 事務職の人を採用すると体力面ですぐ辞める人が多い

よく医療事務と登録販売者を比較する人が多いですが、
属性が全く違うと思って下さい。

ホワイトカラーとブルーカラーの違いくらいに思って丁度いいくらいです。

そのためスーパーやホームセンターなどの小売業の経験のある方は、ドラッグストアでも長続きします。

では最近の求人状況はどうでしょうか。

未経験でも非正規ならニーズは多い

嘱託やパート・アルバイトなど非正規雇用であれば募集はたくさん出ています。

試しにグーグルの検索で「登録販売者 求人」と検索しみましょう。

未経験でも十分雇用のニーズはあります。

それより問題は正規雇用(正社員)での雇用の場合です。

正社員になると急に50歳の壁が立ちはだかります。

正社員へのハードルは案外高い

なぜ正社員だと未経験者50歳が壁になるのでしょう。

ドラッグストアの定年は60歳~65歳で設定されているところがほとんどです。

登録販売者には管理者要件というものがあります。

資格を取っただけでは研修生といって実はひとりで販売が出来ません。

登録販売者の管理者要件とは

  1. 5年間のうち2年以上かつ1920時間の実務経験
  2. 薬剤師や正規の登録販売者の指導のもと勤務
  3. 資格取得の勤務実績の含まれる

少しややこしいので補足します。

元々ドラッグストアに勤務してたAさんの場合

  • 2年以上在籍し、合計1920時間以上の勤務実績がある
  • レジや期限チェック、在庫の管理などしていた

「2年以上かつ、合計1920時間です」

1年で残業しまくって、2000時間働いても、1年では管理者になれません。

またレジも立派な販売行為として実務行為に認めれています。

このAさんの場合は、合格後にそのまま正規の登録販売者になります。

一方で専業主婦で自宅にいる時間を使って資格をとったBさんの場合。

  • 勤務実績がないので「研修生」からスタートする。
  • 研修生は「薬剤師」や「正規の登録販売者」の管理下のみ販売が可能
  • 結果ひとりで店の留守番が出来ない

つまり店側のデメリットとして、

同じ時間に薬剤師や正規の登録販売者を置くため、人件費が二重にかかる

それでも採用する場合は、こんな理由があります。

  • 現在の資格者が数年後に定年するので、今から準備をしたい。
  • 現在の資格者が産休に入るので確実に欠員が出る。
  • 資格者の退職による補充

こういう「特定の条件」が発生しないと、未経験から雇用にはなりにくいのです。

1店舗でだいたい最低でも4人くらいは資格者がいないと、シフトを組むことができません。

今は年間5日の有給消化もあるので、3人だと休みが取れないんですよね。

ですから欠員が予想される場合に、事前補充を行うことになります。

けんぼう

定年退職の欠員だと、先を見越して早めに未経験でも採用して準備することは多いです。

大人の勉強は効率が大事

勉強を始めるとなぜが眠くなるのは私だけ?

実際に50歳を過ぎてからの勉強は苦労されてる方が多いようです。

やはり「覚えが悪くなった」という声をよく聞きます。

またクスリの成分名は慣れないカタカナ表記が多いのも覚えにくい事実です。

学生さんならお金もないのでテキスト1冊でも仕方ありませんが、記憶力が低下した大人の場合は、動画の視聴など五感をフルに使って勉強するのがおすすめです。

またお仕事をされてる方であれば、通勤時間に耳から学習できるような教材を手に入れことをオススメします。

多少コストをかけてでも、効率と確率をあげるべきでしょう。

オンラインの通信講座なら3~4万円くらいで受けられますので、大人の経済力を発揮してここは有効に活用しましょう。

講座の詳細については、別記事を作ってあるのでこちらからどうぞ。

あと私の場合は車通勤だったので、ポータブルDVDプレーヤーを車の中でも再生し音声だけ耳から聞くというスタイルで勉強していました。

運転中は画面見れないので、たたんだ状態で使いましょう。

次で最後になります。

合格したら採用面接が待っています。

面接で初心者アピールは厳禁です

未経験だろうと経験者だろうと、次は採用面接を突破しなくてはなりません。

50代の大人の面接で気をつけたいことは、へり下りすぎないこと。

謙虚であることは良いことですが、程度の問題があります。

面接で初心者アピールは厳禁です。

同じ初心者なら若い人の方が使いやすですからね。

50歳の人に「何もわからないので、全部おねがいします」と言われてもねえ。

それよりも、あなたがやってきた実績が何かあるはずです。

小売業の経験がある人なら、どんなことをやってきたか。

専業主婦で実績がなければ、主婦目線でお店のことを褒めてみる。

どうやって「採用担当の心を動かすか」考えてみて下さい。

あなたにしかない実績や経験が必ずあるはずです。

自分でわからないことは、親しい友人や家族から改めて自分の長所を教えてもらうことも有効です。

まとめ

今回は登録販売者に限らず、50歳ですけど大丈夫ですか?という質問をよく見かけるのでこちらの記事を作成しました。

まとめの言葉としては、「根拠のない自信は大事」だと思います。

なんだ精神論かと思われるかも知れませんが、本人が出来ないと思っているのに合格することありません。

成功している人に共通なことは、「自分はできる」と思っている人です。

しっかり準備さえすれば、合格の出来る資格ですから自信をもって臨みましょう。

登録販売者は自分や他人の健康のためになる実用的な資格です。

取って損をすることはないので、ぜひ挑戦してみて下さい。

こちらの記事が後押しになってくれれば幸いです。

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