MECE(ミーシー)とは?基本概念とビジネスに必要な2つのフレームワーク

MECE(ミーシー)とは?基本概念とビジネスに必要な2つのフレームワーク

フレームワーク

人に何かを伝える時に何からどう伝えたらいいだろう?

うまく相手に伝えられるか心配・・・。

結論は決まっているので、分かり易くつたえる技術を身につけたい!

論理的に説明をする際に、MECE(ミーシー)の技術を知っておくと役に立ちます。

MECE(ミーシー)とは?

MECE(ミーシー)とは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の頭文字をとったもので、

「互いに重なりなく、しかもモレもない部分の集まり」

もっと簡単に言うと、「もれなくダブりもなく」ということです。

元々は経営コンサルティングのマッキンゼー社で使われていた呼称になります。

上の図を見て頂ければ、集合の概念という事がわかると思います。

自分の結論を相手に説得するとき、その根拠や手法に重複やモレがあっては相手の理解を得ることが出来ません。

話しをする際に全体として押さえておかなければならないポイントを考えるのが、MECE(ミーシー)の考え方です。

仮に「私の結論はXです。根拠は3つ、AとBとCです」と観点が3つあったときに、相手に納得感のある3つの観点になるかどうかを考えることです。

マーケティングでやってはいけないアプローチ二つ

悪いパターン1 羅列型アプローチ

分かり易くパズルでイメージをして頂くと、とにかく思いつくままに列挙するだけのアプローチ。

例えばこんな感じ、手元にたくさんの資料を用意し、「A社の情報、B社の情報・・・総数100社を調べ、〇〇ではないかという結論に達しました」

おそらく最後まで聞かれる事もないでしょう。

また情報の列挙だけでは、「それでモレはないの?」と聞かれてもわからないですね。

悪いパターン2 ただ仕分けだけしたアプローチ

一見良さそうで駄目なのが、仕分けだけをしたアプローチです。

例えば、「月曜に入ってきた情報は〇〇、火曜は▲・・日曜は・・・」曜日ごとに収集できた情報を仕分けしたところで、重複やモレがないのかはわからない。

意味のない仕分けをしている可能性もあり、課題に対してアプローチが適切でない。

MECE(ミーシー)のアプローチ

MECE(ミーシー)には大きく2つのタイプがあります。

要素が完璧に分けれるものと、完璧ではないがここを押さえておけばおおきな重複・ぬけはないというものがあります

全体をもれなくダブりなく切り分けるには、軸をどう切り分けかが重要になります。

MECE(ミーシー)はこの軸の決め方が大切になってきます。

完全に分けられるMECE(ミーシー)の要素

比較的簡単に完全分けられる要素(軸)としては

  • 年齢(年代)
  • 性別
  • 地域、産地など
  • 価格帯
  • 既婚・未婚
  • ワインの赤・白・ロゼ

どうでしょうか。イメージが付いたでしょうか。

軸はたくさんあるので、どの軸を優先度を上げるかが非常に重要です

ロジカルシンキングのフレームワークを使う方法

完全にモレや重複がないとは言い切れないが、大きな欠点はない論点

  • 3C/4C
  • マーケティングの4P
  • 組織の7S
  • 効率・効果
  • 質・量
  • 事実・判断
  • 短期、中期、長期
  • 過去、現在、未来

説明の上手な人はたくさんの切り口をもっていて、上手に切り分けることが出来る。

最近では業種で分けるの重複している領域が増えてきていて、むずかしくなっている。

分析に便利なMECE(ミーシー)のフレームワーク2つ

3Cもしくは4Cとは市場を3つないし4つの要素でわけて全体をおさえる手法です。

  • 顧客、市場(Customer)
  • 競合(Competitor)
  • 自社(Company)
  • 流通(Channel)

事業は企業の現状分析で使われる定番ですので、以下の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。

3C/4C分析

3C/4C分析とならんでよく使われるのが4P分析です。

マーケティングを行う際に、どの顧客のどの層に販売するのかを考えるのに役立ちます。

  • 商品(Product)
  • 価格(Price)
  • 販路(Place)
  • 訴求方法(Promotion)

またマーケティングの4Pに関してこちらの記事を詳しく説明しています。

合わせてご参考にして下さい。

MECE(ミーシー)を進めるための4つのステップ

MECE(ミーシー)を使って全体像が見えやすくグルーピングしていく必要があります。

おおまか流れとして4つのステップで進めるといいでしょう。

ステップ1 全体集合を確認する

すべては課題が何であるかを確認するところから始めます。

雑多なたくさんある情報から、課題=全体集合が何であるかを見つけることです。

ステップ2 MECE(ミーシー)の切り口を探す

全体図が把握出来たら、課題の構成要素を分解してMECE(ミーシー)の切り口を探します

この時にMECE分解は切り口(軸)の順番は重要になります。

自分なりに切り分けを行い試行錯誤をして、全体がうまく説明できる順番を探してください。

ステップ3 大きく括ったグループを更にMECE(ミーシー)に分類できないかさがす

おそらく最初のグルーピングではカテゴリーが大きすぎてわかりにくいと思います。

大きく括ったグルーピングを更にMECEでわけていきます。

例えばワインなら、最初は白・赤・ロゼで分けて次の段階で「ぶどうの種類」で分けるなどです。

ステップ4 漏れているのもの、重複しているもがないかチェックをする

最後はグルーピングされているものを、確認してもれているものがないか、重複しているものがないかのチェックを行います。

またMECEで切り分けた要素で極端に細かいところがないかを確認しましょう。

適切で分かり易い規模感を見つけるようにチェックをしていきます。

まとめ

MECEで切り分けたときに、2つ以上のグループに入るものや、どこにも入らないものがたくさん出るように場合は、
「切り口が悪い」ということです。その際は切り口を見直そう。

実際のビジネスの現場では、雑多な情報がくっきりとグルーピングされること稀でしょう。
全体を見やすくすることに意味があるので、大きくどこかにくくってしまうようにして下さい。

部分集合の集積としての全体集積を表現出来れば、グルーピングの意義はあります。

最後にマッキンゼー社のロジカルシンキングを漫画で分かり易く解説している本もあるので、ご紹介しておきます

また問題・課題を発見する際に、本当に問題になっていものは何か?
意味のない課題に時間をとられていないか心配になりますよね。

そもそもの問題の見つけ方はあまり勉強する機会もありません。
論点を整理する技術を身に付けたい方は、以下の本を参考にして下さい。

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